意外とナイーブ? or 使い過ぎ?

毎日毎日蒸し暑い日々が続きますが、皆様お元気でしょうか? 盆地な京都は夏の不快指数が高くて参ってしまうのですが、ここで合えて集中力が必要な作業を。 ということで、店のTestBikeなGiantのGloryのフロントフォークをオーバーホールしちゃいました。

このフロントフォークはRockShox社のBoxxer。 ストックは金属バネ&セミオープンバスなダンパー仕様なのですが、ちょちょいとエアスプリング&カートリッヂダンパー仕様にアップグレードしてあるのです。 金属バネからエアスプリングにすることで驚くほどの軽量化とバネの硬さを容易に調整できるので◎。 ダンパー側もモッサリ感の強かった標準仕様からカートリッジタイプのチャージャーダンパーにすることで軽快な動きになったんでお気に入り。

そんなフロントフォークですが、雨のDHやヤングガンのスペアフォークとしてガンガン使ってたら何だかコツコツと手にくるように。 現場でもアウターケースを外すだけの簡単なオーバーホールしてたのですが、それでも最初のシットリなめらかさは復活しない。 ということでダンパーがご機嫌斜めと推測してココの作業を開始。 

まずは、ダンパーオイル交換だけの簡単な作業。 あまり慣れてないので作業スペースや顔面をオイルまみれにしながら何とか完了。 ささっと車体に取り付け店前で軽くライド。 が殆ど効果を感じれず。 なので今度は伸び&縮みの両バルブもバラしてキレイに磨き組み直したわけです。 ついでに積層バルブの組み合わせを換えてちょっとソフトよりに。 ワクワクして組み立てて再びチョイ乗り。 だがしかし、さほどかわらず... というか若干ダンパーの存在が薄くなったせいか、小さな入力に対する引っかかりがより強く感じられる。

これでは遺憾と思い、初心に帰り以前に行ってたアウターケース&インナーチューブの摺動部の洗浄を徹底的に行ってもう一度チェック。 はい、激変。 最近よく乗ってるDVOの初期の滑らかさが異常に高いのでコレと比較すればもう少し滑らかにしたい所だけど、これなら合格点。 これ以上はシール交換も必要そうなので、次のタイミングに残しておきます。

世の中には様々なスペシャルチューニングがあり、それはソレで膨大なノウハウと職人芸が織りなすミラクルなパフォーマンスはスゴく魅力的なのですが、当店としては基本性能を発揮させることがなによりも重要だと考えてます。 今回の様な積層シムを組み替えたりもするスペシャルな作業もご要望があれば承りますが、基本的なオーバーホールだけでも見違えるようなパフォーマンスを発揮しますよ。 

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