里山遊びとハードテイル再考

冬真っ盛り。 みなさんMTBLife満喫してますか? 世間一般にはMTBのシーズンは夏と思われてますが、とんでもない。 夏はトレイルに草木が生い茂り、登れば汗だく、休めば虫が集り、下れば行く手を蛇が遮る... たしかにゲレンデDHは夏のものですが、里山トレイルで遊ぶには冬の方が都合良かったりします。 雪が降るのもまた一興。 退屈な道が極上のアドベンチャに大変身。 不謹慎ながら、MTBerは町が雪で閉ざされるのを望む人種だったりします。 でも多過ぎたらノーグラシアス。

 ということで、最強寒波が日本を覆った先日の定休日。 「ゆぶね」のことが心配になってちょっとパトロールしてきました。 何気に高地な「ゆぶね」なので、雪も降り積もっているトレイルでの雪中パトロールと覚悟してやって来たのですが、ただ寒いだけで雪は皆無。 肩を落とs...胸をなで下ろして相棒=コメンサルのMetaHT CrMoを駆ってコースをパトロールライドしてきました。

 で、改めて感じた後ろにサスペンションが無いハードテイルBikeのプリミティブな面白さ。 オートマチックに衝撃を吸収し、トラクションをコントロールし過抜重を助けてくれるフルサスとは違い、それら全てを人間がおこなわくてはならない忙しさ。 フルサスBikeが上手になった気にさせてくれるのに対し、ハードテイルBikeは操ってる感の濃度がスゴイ。 今更ながら再確認した一日でした。 

 翌日、店に着いたら当然コイツが輝いて見えるわけです。 相棒のコメンサルのMetaHT CrMoの材質違い、アルミフレームのMetaHT AL。 最近、増殖してきた下りが楽しいハードテイルの元祖的存在。 当店がコメンサルを押す理由の一つでもあります。 ちょっと短めリアセンターにストロークの長いサスペンション。 寝気味のヘッドアングルにショートステム。 すでに最近のトレンドを先行して抑えてた逸品です。 


正直言って、ドライブトレインはアレなんですが、その他はツボを押さえた部品構成。 ブレーキは最初っから大きなローターが付いてて安心して下りを楽しめます。 このあたりのパーツチョイスは、メーカーがこのBikeのキャラクターを良く理解してるってことではないかな。 おすすめはドライブトレインをShimanoのSLXあたりに交換してやれば更にハッピーに。 フロントシングルで11速化。 リアディレイラーにもスタビライザー搭載で不快なチェーン暴れが改善できトラブル回避につながるので◎

なによりフロントフォークはRockShoxのYari。 そのままでも十分な剛性と動きのスムーズさを誇っているのですが、その気になればダンパーの中身だけ替えて最新スペックのシステムにアップグレード可能。

 そしておわかりいただけただろうか。 このフォーク、単品で買えば¥95,000 フレームは¥79,800...   BlankyDogではこのMetaの完成車がソレ以下の値段で買えるということを。 しかもサイズもSとMが在庫してあり、実際に跨いでシックリくるものを選ぶことができるんです。
トップチューブの下面凹化、コレもMeta系の特徴

 あと、これらMetaHTのウケが良い部分は↑写真の固定したワイヤー類が目立たないトップチューブ形状。 中通しで無いのもメカニック的には好感がもてますw あと、ケーブル内蔵のドロッパーポストに対応している点も高評価。 手間はかかりますが、美しく仕立てるには仕方ない。

 そんなこんなで、私的にかなり戦闘力が高いと見込んだMetaHT。 故にSとMの2サイズ店頭在庫に並べているのですが、幸か不幸が2台とも残ってます。 前述の通り、フレームとフォークの値段で完成車がGetできるお買い得価格。 我と我が戦線に加わりたい人は要チェック。 

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