プロテクターの選び方

少し春めいてきたためか、マウンテンバイクを始めたいって人がちらりほらりとご来店くださります。 有り難いはなしです。 で、どんな自転車を選べばよいかという問いかけからの会話が始まるのですが、まあココでは到底書ききれない位いろいろをお話するのです。 一時間一本勝負、時間延長ありなんてこともよくあります。 文字起こしすれば本が一冊くらいかけるのではないかと。 会話の内容を知りたい方はご来店いただくともれなくイヤというほど体験できます。 一度いかがでしょうか?

自転車本体以外の身につけるモノに関しても良くご相談いただくのですが、今回はその一例として足のプロテクターについて。 最近はソフト素材で膝だけを守るような短いものが多くリリースされてます。 分かりやすく言えばママさんバレーの膝あてのようなモノ。 それに対して膝とスネをハードカップで覆った物があります。 もちろんその他のパターンもありますが、大体はこの2種類に分別できるかと。

この2つのパターンのプロテクター。 どこに注目して選ぶのかと言えば「ナニから足を守りたいか」です。 もちろんコケタときに地面と接触した際のダメージを減らしたいというのが大きな目的なんですが、その意味ではドチラもご利益あります。 決定的に違うのは後者の長いハードカップはペダルからスネを守ります。 前者はフレームから膝を守るのです。

スネの部分、実はコケて怪我することって少なくないですか? 自分のスネを眺めてみてもペダルに食われた傷跡ばかりです。 初めてのことは変にカラダに力が入ってペダルから足が滑った瞬間、弁慶も悶絶するほどの激痛がカラダを突抜け、モチベーションのキルスイッチが緊急作動して後悔と反省の無限地獄タイムに突入することはよくあります。 まさにその後悔の一つにこのプロテクターを付けていれば・・・が含まれるのです。

しかし、乗り馴れて来るとペダルから足が滑ることも少なくなり、万が一滑っても瞬間的に反対の足の加重を抜いてソフトにヒットさせることが出来るのです。 最近の靴とペダルの進化もこの恐怖を交わす一助となっているのでは。 (逆に捉えると靴&ペダルの進化でスネプロテクションの重要度が低くなっているのかも) そして乗り馴れることで更に積極的にカラダを動かしてバイクコントロールするようになります。 私は極端な例だと思うのですが、バイクコントロールの一環で膝をフレームに押し当てることがよくあります。 俗にいうニーグリップというヤツです。 しかもそれを振動の激しいオフロードでやっちゃうので一日乗りまくると膝の内側はカラフルに腫れることもしばしば。 この部分はハードカップタイプではカバー出来てないし、硬いカップをフレームにゴリゴリするのも精神衛生上良く無いのでママさんバレータイプをチョイスする分けです。 

以上、私の目線でのプロテクター選びのポイントです。 あくまでも一例なんでご自身の状態をよく観察してチョイスしてください。 そんなワケでプロテクター選びのご参考になれば幸いです。
スネまでを確り守るハードカップタイプ

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