オーバーホールで幸せに。

医者の不養生ってほど良いもんでもないんですが、ウチのテストバイクの一台DevinciのDixonのフロントフォークのダストシールの劣化が進み残念な状態に。 もう少し早めに換えようと思ってたんですが、お客様の作業を優先してたらこんなことに・・・

ぱっくりと割れてます。 よく見ると同じような亀裂が至る所に発生してる訳です。 これは遺憾ということで早速分解。 キレイにして新しい部品に付け替えて油脂もフレッシュにして。 スペシャルなことをしなくてもこれだけでパフォーマンスが見違えるようにUPすることもよくある話です。 特に問題やご指定が無ければそんな感じです。

しかし、こいつは当店のテストバイク。 走る実験体なわけです。 時間の関係であまり凝ったことはできなかったんですが、ちょいと柔らかめのオイルと低フリクションタイプのダストシールで動きの変化を帰りのツーキンライドでチェックしたわけです。 オンロードでのライドですが、京都の街中はパッチワークな路面が多く、よく見ると大小のギャップも街中にあふれているんで意外とサスペンションのチェックできるんです。 

早速走り出してみるとサスペンションの動きが明らかに変化してます。 突っ張らずにしっとり滑らかです。 今までは反応してくれなかった小さな段差でもシッカリお仕事。 もちろん大きなギャップでも手に来る衝撃が大幅に軽減。 途中、大量の線路を渡る踏切があって、そいつをウォッシュボードに見立ててサスペンションの動きをチェックするのですが、例のリアサスペンションの動きの良さと相まって、線路のガタガタに一切引っかかること無くスパーーン!と渡りきれたので高得点です。 楽しくなってテンション上がっていつもより速く帰宅できました。 

実際の山なんかではキツい傾斜や速いスピード域、からの激しいブレーキングでフロントサスペンションをいじめちゃうことになるのですが、今回のフリクション軽減作戦のご利益は確認。 実地でも期待出来るかなと。 ただ、ダンパーオイルを換えたことは吉と出るか凶とでるか確認しないと行けません。 街中ではあり得ない、強い加重変化の繰り返しに対してどのような挙動を示すのかな。 落ち着きが無くフワフワだったらどうしましょ。 そのうちチェックしまーす。 

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