付加価値の創造

当店のこだわりの一つがケーブル類の処理だったりします。 一部の超マニアな方々を除いてはなかなか気づいてもらえない部分なのでちょいとご紹介。 上の写真は完成車の標準状態、下は処理後です。 実は箱から出した状態はこんなんだったりするわけです。


最近の完成車はよく出来ていて、上のような状態を放置してても正常に作動しちゃったりするのです。 しかも調整なしでも無問題なこともよくあります。 そんな状態で出荷してもおそらくクレームは来ないでしょう。 もで当店としは許しません。 納車のときはOKでも、使い込んだときに差が出るのです。 また、ダラリとしたケーブル類が走行中にナニかに引っ掛かるといった無用なトラブルを誘発しちゃうこともあります。 そして何より美しくない! 折角の△○万円もする自転車がこれではいけません。

この処理は標準化された手順でやるわけでなく「想定した使われ方」に従い一台一台違った形でやっているのです。 まあ、乗り手や自転車が細かい部分では標準化されてないので当然ですよね。 もちろん最初の想定が完璧というわけにはいかないので、「実際の使われ方」それに伴うスクラッチをヒントに密かバージョンUPしながら補正するわけです。

今回は当店のこだわりの一例としてケーブル類を取り上げましたが他にもイロイロやっている訳です。 そのデメリットとして特別な理由なく値引き出来なくなっている訳です。 と言った所でご理解頂けましたら幸いです。 10万円の物を9万円で売ることはできませんが、価値を12万円に高めたものを10万円で売ります。 皆様にとってどちらがお買い得でしょうか。 それも人それぞれですよね。 ホント商売は難しいです。

このブログの人気の投稿

FOESのアナログ

本日の作業報告

惚れた理由(ワケ)