夏のトラブル

 こうも暑いと愛車にトラブルが発生することもシバシバ。 グリップが溶け出したという本人以外は笑い話なものから、サスペンションから大量吐血という本人のみ笑えないトラブルも。 そしてブレーキ系のトラブルも多くなっている昨今。皆様のブレーキは大丈夫ですか? よくあるパターンとしてはブレーキの引き代が少なくなる例。 最悪ベーパーロックな状態になることも。 傾向としてはDOTオイル、それも番手の高いオイルを使っている個体に多いような気がします。 ということはオイルの劣化で熱膨張が大きくなってダイヤフラムで吸収出来なくなっているのかな? 使用状況により対処方法はおおきくことなりますが、比較的簡単に処置できることが多いので、こんな症状の場合はお気軽にご相談ください。

 オススメは2年に一回のオイル交換です。 1年に一回がベストですが、そこらへんは実情に合わせてご相談ください。 上記のような熱的トラブルの解決だけでなく、レバーも滑らかに動くようになります。 するとどうでしょう! 制動力とコントロール性が上がるではありませんか。 動作の抵抗が大きいことで、力と時間のロスが発生しいつの間にか効率の悪いブレーキになっていることも多く見受けられます。 ブレーキに限った話ではありませんが、良いグレードの部品より、良い状態の部品を使う方がイイこともよくある話です。

 ちなみに当店ではDOTオイルは比較的番手の低い物を使ってます。 沸点は下がり粘度は上りますが、最近のブレーキで沸くことはあまり聞きませんし、今は他の部分で効果的な熱対策はできますから。 この辺の仕様選択は千差万別。 ご相談ください。


このブログの人気の投稿

FOESのアナログ

本日の作業報告

惚れた理由(ワケ)