ゆぶねで試乗的ライドの会

「暑さ寒さも彼岸まで」ってことで折角の祝日=春分の日ってことでゆぶねでライドと意気込んでたんですけど、春眠の暁を知らせてくれたのは無情の雨。  心折れそうになりながら「ゆぶね」にたどりついても降り続くのは冷たい雨。

メーカのご好意でSantacruzのテストBikeを大量に投入しての今回のライド。 そう簡単に諦めるわけにも行かず 薪ストーブに火を着け暖をとっていると、同様に諦めの悪い人たちが集まりだしてしばらくしたら雨が小降りに。 ということでライド開始!

基本コースは舗装路を登ってサクラトラックのちょっと先のにある青コースに突入。 こまかな砂利路面の急傾斜を登りスイッチバックや木の根が小難しいシングルトラックの登り。そして知る人ぞ知る「パンダハガー」コースを下る1ループ10分足らずの短いルート。 パンダハガーコースも木の根有り急斜面ありで中低速のテクニカルなコースなのでBikeの本性を垣間みることが出来るのです。

短いながらも多様な切り口でインプレできた今回のライドですが、個人的に気に入ったのはTallboy! 29インチので後110mmストロークのトレイルBike。 残念なことにこの試乗車がLサイズと、SかMで迷う私にとっては持て余すサイズだったんですが、それを差し引いても良い感触を得ることができました。

まず、登りの性能。 29インチ仕様のHightowerLTや27.5+なHightowerももちろん高いトラクション性能でグイグイ登って行くスーパーBikeなんですがTallboyはそれらのなかでも最も正確に狙ったラインを捉えることが出来たんです。 そもそも太いタイヤのHightowerなんかはラインを気にせず登れるのである意味こちらの方がスゴイのですが、イメージしたラインをトレースできるTallboyの方が気持ちよかったんです。

下りも同様。 前述の2台と27.5インチタイヤでサスペンションが前後6インチストロークのBronsonと比べれば、大き過ぎるフレームサイズも相まって最も遅いBikeだったんですが、それでも恐さを感じる事が無く路面と戯れることが出来て、Bikeをコントロールする楽しさを実感できたのです。

 弾けるようにDHれるBronsonは外周コースの木の根タップリな尾根道でも超ゴキゲンだし、もちろんHightowerシリーズも某塾名物直進行軍よろしく少々のギャップはアウトオブ眼中で突き進んで行ける爽快感もあり、「ゆぶね」以上の高速域でもしっかり対応できること間違い無し。 

ただ、「ゆぶね」のフィールドでベストバランスと感じたのがTallboyちゅうわけなのです。 担当の人の話を聞くと世界的にはダートの長距離レースが盛んなようでこの手のBikeが大人気なのだとか(Bulr復活もその査証?) そんなこともあって、このTallboyはアルミフレームからカーボンC、より軽いカーボンCCと3種類。 完成車でも40万円以下から100万円オーバーまで幅広いラインナップが揃っているということで驚きです。

そんなこんなで終わってみればかなり有意義な今回の試乗会的ライド。 人も少なかったので、みんな一通り乗り倒せたようで、それぞれが気に入ったBikeがバラバラというのも興味深いポイント。 今回、ご協力いただいた関係各位には感謝申し上げるとともに、かなり面白かったんで、また次回を企てたいと思いますので、皆様とお天道様のご協力のほど、宜しくお願い致します。



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