なんちゃってですが、27.5+の感想

最近よく登場する「ゼロウス」さん 正確にはzealous社のDevisionMk2というモデルなんですが、なんと言っても特徴的なのはシートチューブ部の造形。 チューブが途中からブリッジになってて、29インチタイヤ対応ながらリアセンターを極端に短くできるんで26インチ並の機敏な動きを見せてくれるんです。 そらもう、曙太郎がトップロープに登れる位のインパクト。 

そして、何気に器用なゼロウスさん。 本来は29”だけど27.5+規格のタイヤも装着できたりするので、雪山に備える意味でもこの冬から27.5+に仕様変更してイロイロとテストしてきた訳です。 といっても、リムは細めのノーマル幅なんで言わば「なんちゃって27.5+」なんですけどね。 ちなみにタイヤはMAXXISのIKON+。 ノブは低いけど接地面をふやしてトラクションを確保できるんじゃねという算段。

 雪道のライドではその太いタイヤの恩恵を発揮して20cm程度の積雪でも快適で楽しくライドで来たわけです。 また、ごつごつな岩場や木の根セクションでも唐突に弾かれたり滑ったりせずにかなりマイルドな乗り味。 不用意に走っていても結構助けてくれる懐の深さは流石。 なるほど、各メーカーがラインナップに加えるのも合点です。

グリップ力もあるしガレも恐く無いけども、欠点が無いわけでもない。 強いて言えばですが、乗り味がマイルドになるってことはタイヤからのインフォメーションが薄いってことでもあり、限界の見極めが難しくなって攻めきれなくなってしまうのです。 手や足から伝わる路面の状況が不鮮明になり、いつもより少しだけマージン多めな走りになってしまうのです。 まあ、慣れの問題かもですが...

といっても、そんなことを感じるのはレースの時ぐらい。 普段の山遊びなんかでは絶対的な安定感の恩恵をうけることのほうが多いと思います。 特にこれから山で遊びたいって人、初心者にはオススメ。 マイルドな乗り味が、初心者の前に立ちふさがる恐怖と言う壁を低くしてくれるのです。 実際に安定しているしね。

初心者には優しく、上級者でも肩の力を抜いて山遊びができるコノ手のMTB。 皆様もいかがでしょうか。

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