菖蒲谷にて

まず始めに... この週末、土&日とも留守にして申し訳ございませんでした。 確かに、当店の売り上げがイマイチで、10年経っても支店の一つも作れないのは、こうして店主がフラフラと週末になっては店を留守にしてるからというご指摘はゴモットモです。 しかし「楽しい」を提案をするにはこうして店主自らが「現場」に行って自らの目で、耳で、鼻で、肌で、舌で(?)、そして心で感じないとイカンのです。 リアリティーある提案はそこからわき上がりますし、体験からくる「言葉」はハンパ無い説得力を持っていると思います。 当店が大切にしたい一つでもあるんです。

ソンなコンななソレらしい講釈をタレながら家を飛び出したのは両日とも夜明け前の6時ジャスト。 朝焼けを背に2時間ちょっとのドライブで兵庫県は姫路に近い龍野市の菖蒲谷に着いたのは8時過ぎ。 途中、渋滞もあったりしたけどそんなに遠くでは無い印象。 

一日目の土曜日はコースに慣れるためにひたすらライド。 スタート直後の傾斜にビビりながらも徐々にプッシュ。 ショートコースながら縦&横の動きが忙しく、約一分のコースなのにそれ以上の満足感と疲労具合。 このコース、なかなかのものです。

 時間が短いだけにコース攻略も緻密に組まないとダメなんですが、それ以上に楽しく&気持ちよく走る衝動に駆られてしまうメンタルの弱さ全開。 まるでダイエットは明日からと言いつつ深夜にアイスクリームを頬張る罪悪感に近いものを感じながら自分のスタイルでライド。 しかし、ソレを貫き通す訳でもなく、タイムドセッションの時間が迫るとトタンにタイムを稼ぐ算段を始めて右往左往。 そして始まったタイムドセッションで中途半端な自分のポジションを確認。 帰路では速く走る為の作戦と言い訳を考えながらのドライブ。 

さすがに三日坊主な私も昨日のことは覚えているので朝から真面目にタイム短縮に試行錯誤。 でもカラダがハッピーなライドを求めているのか余計なアクションがちらりほらり。 練習時間が長かったので徐々に修正したのですが焼け石に水ですよね。 途中で前転することもあったけど、即座にカメラの位置を確認し斜面をスライディングしつつピースサインでレンズにアピールするほどにカラダのキレもOK。 ただ、悔やまれるのはサムアップがCoolなのにナゼにピースサイン。 ドウでもよいですが... 

そんなワケ(?)で、自分なりにシブくて速いスタイルに調整して臨んだ決勝ラン。 無難にそつなくコナして奇跡も起こらずクラス真ん中ほどの平々凡々な順位。 自分の中で昨日からは3〜4秒ほど速くなってると思ったんですけど、開蓋したらた1秒しかタイムアップシテナイという悲しい現実。 まあ、記録はイマイチだったけど、間違いなく記憶には残る多くを得られラレースだった事は間違いない。

ちょっと恐いセクションもあったけど、走っていて単純に楽しくなる今回のトラック。 ソコにレースと言うスパイスが加わり、タイムという尺度のもとで難易度が急上昇。 いつも以上に懸命に走ることで今まで見えなかったファンダメンタルが露になる楽しさと奥深さ。 そして得られる沢山のデータ。 まさに現場でなくては得られないプライスレスなものがソコにはあるのです。

ただ当店的に間違えてイケナイのは、そうして得られたデータの意義。 レースで得られたデータではあるけれど、普段のマイペースのライドでもMTBを楽しくするために有益なものでもあるのです。 決して速く走る為だけのデータでは無いんです。 

そんなこんなで菖蒲谷で収穫できた全てを店頭はモチロン、ゆぶねのフィールドでもソレ以外でもフィードバックさせて皆様の「楽しい」をPushさせていきますのでご愛顧よろしくおねがいします。(モミ手

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