ネットとグロス

コチラをチェックして頂いてる皆様には既にご存知のだとは思いますが、5/30(土)はCJ第2戦@富士見パノラマにメカニックサポートとして行ってました。 ま、メカニックサポートと言っても決勝日当日のみの現地入なんでやることってあまり無いのですけどね。 そんなわけでサポートと称してあそb現地調査&営業活動してたのはココだけの話。 皆様、内緒でお願いします。

「サポートはヒマ」というのも、特別な場合を除いて整備&セットアップは事前に済ませておくのが鉄則。 当日にアレコレ作業するのはメカニックだけでなく、乗り手にとっても精神的負担なわけで、結果として実力を発揮出来ないという負けた理由No.1(当店調べ)を与えてしまうコトにもなるのです。 メカニックは何かあっても「ダイジョ〜ブだ」と乗り手に思わせるお守り的なお仕事なわけで、つまり出来るメカニックは現地ではヒマなのです。

で、今回はと言うと私のお仕事は練習走行後のお掃除と2回のパンク修理(チューブ交換) 特に2回目は決勝ランのスタート地点に向かう道中でのパンク。 私が道具を持ってスタート地点に行ってなければDNSという残念な結果も。 音速でフォローして何事も無いかのようにサポートライダー「Tobie」をスタートゲートに送り出したんですが結果は優勝ならず。 結果論ですが、ベストを発揮すれば勝てるレースだっただけに実に悔しい。 メカニックはヒマでも忙しくてもライダーさんの本来の実力(グロス)を損耗させずに発揮させるのがお仕事なわけで、転倒という大きな損失を誘引した小さなボタンの掛け違えを防げなかったことの責任の一端を、泡盛片手にゆっくり反省しているわけなのです。

本来の実力が「グロス」ならば、様々な状況に曝され出た結果が「ネット」 グロスが高くてもネットが悪ければ一般では評価されないし、グロスの高さを評価するのは優しい身内だけ。 ネットがグロスを上回ることはないし、直前練習やメンタルの強さはネットをグロスに近づける為のもの。 ちなみに乗り手としての私はネットの低さを様々な理由(言い訳)を駆使することで低いグロスを高く見せているわけで、その意味で高度な域に達しているが良い子にはオススメはしない。

話が横道にそれちゃいましたが、今回は不本意だけど立派だと思うし、看板を背負うサポートライダーとしても表彰台に立ちアナウンスされることで大義を成してるのです。 ま、最高に楽しかったし収穫の沢山あったので今回の弾丸的富士見パノラマツアーは「大成功」

レースの後はイロンな人を巻き込んでのトレインライド。 速さを求めるだけでないダウンヒルの魅力を再確認できるライドでした。 ごちそうさまでした。 そしてありがとう

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