ダートレ初め(2013〜2014)

朝晩が涼しくなってきました。 というわけでダートレのシーズン突入。 こんな地味なこと暑い季節はやってらんねーよ。 ですが、あらためてやってみると意外と難しい、そして思っているより役に立つファンダメンタルのトレーニングです。

今回のメニューはスタンディング、急斜面でのブレーキング、丸太越え、コーナーリングの4品。 といっても一つ目のスタンディングは先日の大雨の影響で地面が砂で覆われているので思うように出来ず。 エキシビジョンでスタンディング極意を披露。 詳しくは次回のダートレで。

急斜面でのブレーキングは頻繁にやってるメニューですが、出来るだけ遅い速度で急斜面を降りるという課題。 低速なんで左右のバランス感覚が問われるのはもちろん、それととともにブレーキの強弱も重要なポイント。 実は、握り込むときはもちろん、リリースする時もできるだけユックリできるかが問われるんです。 ブレーキを雑に操作すれば、前後の加重変化(ピッチング)が大きくなって不安定になるんです。 特にサスペンションが着いていればその動きに注目することで、ピッチングの度合いを測ることが出来ます。 ユックリ丁寧に操作することで重心の乱れを抑えましょう。

丸太越えも奥が深い。 いろんな越え方がありますが、基本は過重移動で最小限の動きでこなすこと。 下手に踏むと転がってしまう丸太を、踏みながらも転がらさず越えていくのがツウ。 最小限の抜重でクリアするわけです。 ヒントは抜重をする前に加重すること。 加重すれば必ず次の瞬間に反動で抜重になっているはずです。 この加→抜→加→抜の「波」のタイミングを身につけると見えてきます。

そしてコーナーリング。 前述の大雨によって出来た砂地獄を逆手に取ったお楽しみ。 勢いを付けてコーナーに侵入。 流れやすい路面で耐えられるか、ある意味の根性試し。 見方を変えればコケて頂くための罠。 虎視眈々とシャッターチャンスを狙う絶好の機会です。 流れる路面でもしっかり倒すことの重要なんですが、倒すことを意識しすぎると重心が高く外側に残りがち。 シッカリと内側の低い位置に重心をねじり込むことが大切なんですが、これを意識しすぎると今度は倒し込みが甘くなるという厄介なジレンマ。 気になる方はこれも次回のダートレで。 全く異なるアプローチでこの問題解決のヒントを提案いたします。

今回のダートレ、久しぶりだったのと大雨の影響で最初の目論みからはちょっとズレたメニューになりましたが臨機応変に対応できるのもダートレの良さ。 段取りの悪さが露呈したとも言えるわけですが、ご参加の皆様はお楽しみ頂けましたでしょうか。 また、皆様のご要望に応じてメニューがかわるんでビシバシとリクエストしていただいてもOKです。 なんとなく、今回も皆様のスキルアップに貢献で来たと思うので「大成功!」というか、実際に皆様の上達が凄まじかったですので。

今後も大体、月一回ぐらいの頻度で催します。 今回来れた人も来れなかった人も、ファンダメンタルを見つめ直せるダートレにご参加ください。 よろしくお待ちしてま〜す。a

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