Super2Rはスーパーなのか?

先日のBELLの展示会で思ったことなんですが、おそらく今年(来年)の注目度No.1であろう[Super2R]。 説明しておくと、これまでのもの[Super]にチンガードマウントと改良型GoProマウントがUpDateされたのが[Super2] これにチンガードを付けてフルフェイスヘルメットにしたので[Super2R]というわけなんですが、これって実際の我々の使い方においてどんなご利益があるのか、ハッキリしないというかちょっとした違和感があったワケなんです。 そんなわけで、今夜はここら辺の頭の整理を。

 このSuper2R、ロードのヘルメットみたいにシェルが薄いので一般的なフルフェイスにくらべ割れ易く、安全性はやはり一歩及ばないのではないかと思うのです。 ただ、割れることでダメージを吸収してくれるという解釈もできるので必ずしもというわけではないですが餅は餅屋。 DHにおいては、Super2Rは取り敢えず的な立ち位置になるのかなと思うのです。

コスト的にコレ一つで全てのフィールドに対応できるのでお得じゃないかという意見もあるのですが、このSuper2Rは¥26,000に対し、同社のStoker(¥10,500)とSanction(¥13,000)ならそれ以下のコストで手に入れることができるのでコスト的なメリットも弱いんです。

最大の特徴であるチンガードを簡単に脱着できることなんですが、この脱着するシチュエーションが身近なことではないのが私の中にあるイチバンの違和感なんです。 海外ではメジャーな「エンデューロ」というカテゴリーのレース。 国内でエンデューロというと、駅伝XCなんですが、欧米では自走で登って下りを競うスタイルのレースのこと。 下りを競うのだからフルフェイスが必要というなら話はわかります。 ただ、里山の下りではそこまでアタックしないし、周りから見ればチョット威圧感あるような気がします。 まあ、月日が経てば市民権を得られて里山でもフルフェイスが当たり前の時代が来るのかもしれませんが、今は早過ぎると思うのですがどうでしょうか。

ただ、一般的なフルフェイスが1000g程度に対し、このSuper2Rは約700gと軽いこと。 そして穴がいっぱい開いてるので熱が抜け易く涼しい=快適性が期待出来るということは非常に大きなアドバンテージ。 限界に挑まない、のんびりとマイペースにDHを楽しむスタイルなんかにマッチしそうです。 あと、押し上げるような下り系コースなんかでメリットを発揮できるのではと思います。 そうですね、例えばブランキーパークとかで遊ぶには、このSuper2Rとても適したヘルメットとおもいますがいかがでしょうか?

あっ、あともう一点メリット。 収納&持ち運びがコンパクトで楽になりますよ。



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