MTB屋あるある

いやいや、夏本番です。 ムシムシと暑い夏は正直腹が立ちますが、ジリジリと照り付ける太陽にヤラれる熱さは何故かテンション↑な私です。 しかし、残念なことに京都は前者の暑さで有名な地。 そら穏やかでは居られませんが、そのかわり他所に行くと大体涼しく感じるので日頃の鍛錬の賜物というか得しているのか損しているのか・・・

そんな夏の風物詩的作業がブレーキの修理依頼です。 油圧ブレーキの液はフレッシュな時はいい調子なんですが、使っていくウチに劣化が進んだり汚れたりして性能が低下しているのです。 徐々に悪くなっているので気づきにくいんですが、意外と悪い状態になっているモノは多いんです。

そんな劣化したブレーキ液、特にDOT系のモノは夏の暑さで膨張しちゃって握り代が少なくなってヒドいヤツはタイヤが廻らなくなるものもあります。 というワケでこの時期にブレーキ関係の作業が多くなるのです。 というわけで、転ばぬ先の杖ではありませんがシーズン前にここら辺のメンテナンスをオススメするのです。

 悪いブレーキ液は熱膨張だけでなく抵抗が増えレバー操作が重くなったりもします。 レバーが重くなると入力が上手く伝わらなくなり繊細コントロールができなくなったりブレーキパワーも低下してしまいます。 

当店ではDOT4の液を使ってます。 Avid純正はDOT5で沸点も高く高性能なのですが、その分寿命は短め。 に比べてDOT4は比較的長寿命でパフォーマンスが安定しているので多くの人にとってはメリットがあります。 確かに沸点は低くなりますが、最近のブレーキはよく出来ているのでオーバーヒートすることは稀ですし。 そんな多くの人にとってメリットが多い長寿命のDOT4ですが、それでも2年に一回は交換をオススメします。

シマノのいわゆるミネラル系の液も意外と汚れたりするので定期的な交換をオススメします。 
左が新品、右が2年もの



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