なんだかオラ、ワクワクしてきたぞ
正直、このネーミングはどうかと思います。「ダウンヒルシリーズ Powered By SRAM」 ネット上で検索してもいろんなノイズが引っかかるので戦略的に如何なものかと。 まあ、このことをレースでバシッと一番とって表彰台の一番高い所から主催者にもの申してマイクを地面に叩き付けたかったんですが、箸にも棒にもかからない無様な有様でしたので...
当日入りした私は練習2本で決勝というタイトな条件でしたが、一本目で「橋」の手前のタフなセクションもさらりとクリアできカラダの調子が良いことを確認できたんですが、今回のコースはそこからが地獄。 泥だらけで漕いでもスピードに乗らないしHPをひたすら吸い取られる展開。 更に二本目の試走ではコースが恐ろしいペースで荒れていることを確認。 コースの景色が一本目と全く違うのです。 そんなワケで決勝のランは人があまりは走らないようなラインを独自の世界観でチョイスする作戦で望んだ訳です。
自己申告を良いことにトップカテゴリーにエントリーしたわけですが。名誉あるクラス一番目のライダーとして出走。 いつもは全く漕がない部分でも恐ろしく漕いだフリをして後のライダーを牽制。 気持ちよく最初のシングルに入ろうとした時に事案発生! 前のフェンダーがタイヤに接触してターボスポーク真っ青の500ccサウンドをまき散らしたわけです。 ただ、私の宗教的にコレは遺憾のでストップして修正。 そこからリズムが狂い始めスピードに乗せたいセクションの手前でスリップしてストップを繰り返し順調にHPを消費。 試走時には無かった障害物に消費量も更に倍。 極めつけは3連ジャンプ後のシングルの最後でスリップダウンからのまさかの川ポチャ。 クラス最初の走者ということで川の水が澄んでいたのがセメテもの救い。 右の靴が若干キレイになったけど川を這い上がり続く最後のシングルに向かうフラットなトラックではHPは殆どゼロ。 漕げずに惰性で挑んだ最後の難関はただただ転けずにやり過ごすのが精一杯。 当然、オープンエリアのヒップも飛べず、最後のジャンプも・・・
と、反省すればキリ無く不甲斐ない結果なんですがこの絶望的な敗北感が妙に楽しく心地よいんです。 モチロン負けたことに安寧する気は無く悔しさでイッパイなんですが、次の目標が出来た、実は自分がハングリーなことを確認できたことに喜びを感じているのかも。 「空腹は最高の調味料」なんてことも聞いたことがあります。 コレからの展開楽しくなりそうで楽しみです。