フルサスBikeのSS化

某選手がSSMJ(シングルスピードMTBジャパンオープン)に出るっていうので、彼のリアルなXCRaceBikeをSSMJ仕様に変更するお手伝い。 リアルなRaceBikeなんで使っている部品が特殊で制約も多く、しかもサスペンション付きというおまけ付でハードルは高め。

まずはギア比を電卓片手に算出。 特殊なクランク&ギアなんでここはノータッチ。 後ろのギアだけで対応します。  フルサスなんでテンショナーは固定式ではなくって可動式のテンショナー。 今回は無難にシマノをチョイスしたのですが、こいつがチェーンラインの調整幅がいまいちマッチせず。 結局ワンオフでスペーサー作製。 でやっと形になってテストライド!! いい感じで走り出して最大出力って時にチェーントラブル。 原因究明のため並走しながら原因調査。 どうやら彼のトップクラスのパワーにフレームがしなりチェーンラインが捩れてギアにチェーンが乗り上げてる模様。 フルサス、可動式チェーンテンショナー、薄刃用(というか9S)チェーン等が原因。 でもこれらの変更は制約上無理。 ということで秘密兵器を投入。 
FireEyeのチェーンをはさむデバイスです。 結局はわかりやすい方法で解決しました。 それにしても、今回の試行錯誤はいろいろと勉強になりました。

絶妙な調整が必要な繊細Bikeに仕上げても、何が起こるかわからない実践では単なるリスクでしかないですしね。 Bikeのポテンシャルが安定すると、乗り手も安心して扱え人馬(車)一体のライドができる。 そんなBikeが良いBikeだとBlankyDogは思うわけです。

このブログの人気の投稿

FOESのアナログ

里山遊びとハードテイル再考

働き方改革