Zealous Devision


初めて遭ったのは5月末のCJ戦@富士見パノラマのとき。 テスト車両として組まれていたコイツのマイナーチェンジ前モデルをCコースで試乗したわけです。 29インチタイヤを装着しながら415mmという激短なリアセンター。 ソレを実現するための変なカタチ。 一見すると際物なんですが、コレまでの退屈な29インチとは違う臭いがプンプン漂う佇まいに興味津々だったわけです。

 実際にDHしてみると外径のデカいタイヤの懐の深さのお陰でぱっと乗った感じはとても優しく、ガタガタな道を走ったときの車体から伝わる感触が非常にマイルドなんです。 だけど、乗り手のアクションに対しては俊敏に反応。 障害物をバニーホップで避けたいときも26インチタイヤのBikeと違和感なく飛べるので◎ わたしの様なちびっ子でも29インチでマニュアルできたのがビックリで人生初。 横の動きもヒラヒラと舞うように倒し込んで曲がれるので超楽しい。

そんなコンナで26インチと29インチの美味しいトコ取りな一台なんですが、しいてデメリットを挙げると、この両者の美味しい所の切り替わる瞬間。 具体的に言えば、フツーに曲がるときは29インチタイヤの高いトラクションのご利益を享受出来るのですが、ちょっと攻めて後ろタイヤが滑った瞬間、26っぽいスリリングな挙動が顔を出すのでビックリでした。 まあ詳細は忘れましたが楽しそうなタイヤが付いてたので余計にそう感じたのかも。 

とにかく、楽チンで操る楽しさがあるこのZealous社のDevisionというフレーム。 今回到着したのはより太いタイヤがはめられるように改良されたMk.2というバージョン。 富士見パノラマでMk.1を試乗した瞬間に楽しくなって欲しいと言ったら、輸入元の中の人がどうやらその言葉を覚えていたようで、今回入って来た希少な一台を送ってもらったというワケです。

今は仕事が詰まっているので組み上げるのはちょっと先になりそうですが、出来た暁には試乗車として引っぱりまわすので、皆様乗り倒してやってください。 29インチの概念崩れます。

このブログの人気の投稿

FOESのアナログ

里山遊びとハードテイル再考

働き方改革