落とし穴、落ちなければどうということは無い。

「登って下れてどこでもご機嫌」をコンセプトにちょこちょこと改造してた雷電号。 ま、早い話が単なる実験車両なんですけどね。 そんな雷電号に採用してたハンドルがTioga社のカーボンなフラットバー。 750mm幅でありながらライズは無しで、低く広いポジションが取れるということで飛びついたわけです。 低く広いを両立したハンドルバーって意外と少ないんですよ。

そんなコンナで暫く使ってるんですが、現状での結論としては”しなり過ぎ” こう書くと「下りの時に剛性不足を感じたのね」と思われるかたも多いでしょうが、そうじゃないのです。 確かに下り時で柔らかさは感じましたが、フニャフニャで恐いと感じたことはありません。 むしろ、カラダへの負担が軽減されてるご利益に好印象なわけです。

では、なぜ”しなり過ぎ”というネガティブな表現をしたのかと言うと、キツい斜度の登りでしっかりと上半身を固定することが出来なかったからです。 踏み込む時に反力としてハンドルを引きつけるわけですが、その時にハンドルが撓む訳です。 すると反力を確保できず上半身が動くのでそのバランスを取ろうと違う所に力からが入ったり、一瞬ですが踏み込む力をセーブしてしまう訳です。

ハンドル幅が広いガ故に、その”しなり”を大きく出しているのとも考えられます。 平時ではシッカリこげるポジションを確保でき、幅の広さから下り時の安定感も確保できるよいハンドルなんですが、思わぬ所に落とし穴発見です。 ただその落とし穴は小さくて、かなりピンポイントなんですけどね。 というわけで、この落とし穴にハマらないようならメリットはとても大きいのでオススメです。 イメージですが、女子なライダーさんには◎なご利益があるのではないかと。

私の場合、雷電号自体をツーキン仕様にしたので”シナリ過ぎ”を感じるシチュエーションは殆ど皆無。 美味しい所だけを効率よく頂戴できるスタイルになったことで、このハンドルバーは益々好きになりそうです。


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