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6月, 2017の投稿を表示しています

27.5+のメリット

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以前は、ニューモデルの発表は秋というのが常識だったんですが、最近はドンドン前倒しで2017年も半分も消化してないのに、もう次のモデルですよ。 このまま行くと2030年モデルは2025年の秋に発表されるんじゃないでしょうか。 知らんけど。 というワケで、GTの2018モデルを見に行ってきました。 事前情報で、個人的に注目してた26"のジャンプバイク:LaBombaは写真だけという悲しみを乗り越えてウロウロしてたら気になる一台を発見。  これです。「パンテラ」 27.5+のタイヤが太いハードテイルBikeです。 今や27.5+なんて珍しくも無いんですが、ナニが気に入ったってその価格帯で完成車で10万円前後でGet!!できるのです。  というのも、27.5+という太いタイヤは、適度にゆったりとした乗り味でラフに乗っても穏やかだし、さらにタイヤの太いファットBikeほど操作に対して緩慢過ぎることも無し。 つまり、27.5+はオフロードに乗り馴れてない人に、ハジメテのMTBとしてスゴク適していると思うのです。 それ故にこの価格帯は魅力的なわけです。   そんなエントリーなMTBですが、正直その実力はいかほど? ということで実際に乗ってみました。 段差、曲がるときの安定感はもちろん抜群。 特に曲がる時は難なく車体を倒し込めてタイヤが滑り出すのもジワジワ〜 って感じなので当日の濡れたアスファルトでも遠慮なく攻めれたし、意外にカッティーなんかの小技もやり易い。 まあ、乗ったのがMサイズと私に対しては1〜2サイズ大きかったので縦の動きは無かったことにしておきますが、これはなかなかの楽しさ。 実際に山に連れて行きたいと思った一台でした。 どうしても、新規格なモノはハイエンドから投入されたり、ボリュームが小さいためにコスト的にも割高だったりするのが定説。 それ故、新しいものは違いのわかる人の為と誤解されがち。 しかし、この中途半端に太いタイヤはエントリー層の人にとってより多くの恩恵があると思います。 速く走る為でなく、恐怖心を抑えるモノ。 結果的に速く走れることもあるかと思いますが、とにかく人に優しい27.5+規格のパンテラさん。 いかがでしょうか。 

並外れて素晴しいコース

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BlankyDogから3時間。 日帰りゲレンデDHコースの一つ、福井和泉MTBパークに行ってきました。 いつものパターンで6時にBlankyDog集合。 9時過ぎに最寄りの九頭竜の道の駅に到着。 ここで昼飯を買って行くのが恒例のスタイル。   ココのコースの特徴はなんと言ってもバンクとジャンプの密度。 他のゲレンデに比べ、決して長いとはいえないコースにこれでもかと詰込まれた人工セクションの数々。 これをシーズンインの短期間で作り込む仕掛人「MADMAX」は尋常ではない!   そんな福井和泉MTBパーク。 私は日数こそ多く無いですが毎年訪れております。 で、その年によって微妙にコースの表情が異なります。 つまり私は違いのわかる男ということです。 そんなコースソムリエの私が申したいのは「今年は当たり年」ということです。  特に「ダウンヒルシリーズ戦」の舞台でもある「ショットガン」コースはセクションとセクション繋がりが絶品。 次から次へと迫るバンクやジャンプに気持ちよく吸い込まれ、気が付けばスタートからゴールまでノンストップ。 集中力が切れない濃密なコースです。   大岩やビッグキッカーや浮遊感のある3連ジャンプなど、厳ついセクションで恐そうなイメージを持たれることも多い福井和泉ですが、走ってみると意外に安全。 ステップアップの為の初心者セクションもあるし、ガレ場の様な制御不能に陥り易いセクションも少ない。 強いていえばV8コースはご自身の制御が出来なければドコまでもスピードが出るのでご注意を。 MTBはアクマでも自己責任。 走り出しのタイミングで一時雨が降って、心がストールしかけましたがその後は暑くも無く寒くも無く、路面コンディションも適度に締まってサイコーな状態。 最後の一本で降り出してスリッピーになったけど、逆にテンション上がってハッピーライド。 楽しくライドできました。 帰りは福井IC近くの十阡萬で夕食。 ご当地名物を堪能できて、そのうえボリュームも。 謎メニューも多くなかなか攻略出来ない話題のお店。 逆に他店を開拓できなくなる困った一面も。 今回のレコメンドはこれ、ソースカツ丼¥890。 標準で巨大カツが2枚なので¥100でご飯おかわりすれば一枚ものソースカツ丼が2杯になる魔術。 代謝の落ちたアラフォーにはおすすめしない黒魔術。...

ヨツバサイクルはじめました

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当店のインスタグラムやFacebook等をチェックされてる方はご存知の通りですが、この度「ヨツバサイクル」始めました。 というものの、この頃KidsBikeの問い合わせが多いんです。 ゆぶねでも親子連れで来場されるかたも増えてきたしで、何気に需要高まってる気がするんです。 本来なら5サイズ展開のヨツバサイクルですが、まずは12"、16"、20"の3サイズを店頭に並べてみました。 これで、おおよそのサイズ感を確認して頂けると思います。 従来から、コメンサルを筆頭に大人顔負けのカッコいいKidsBikeもあるのですが如何せんお高めで言わば上級者向き。 MTBに馴染みが薄い親御さんからすれば躊躇するのも事実。 スグに大きくなる育ち盛りな子供だし、ヘタすりゃ2,3年でサイズが合わなくなることもあるので尚のこと。 そこで、このヨツバサイクルですよ。 特徴はシンプルで軽量。 そしてなにより財布に優しい。 そのほか、イロイロと子供ファーストな設計をしてあるので詳細は ココ でチェックして下さい。   個人的には軽いっていうのが一番魅力的。 体力の無い子供にとって重さはかなりの負担だし、コケた時に自分でBikeを起こすことが出来るというのも大事。 助けを借りず自分でナントカできると子供にとって大きな自信につながるのでは、という教育的配慮。 決して助けにいくのが面倒とは思ってないですよ。 極力手は出さず見守るスタイルです。 しかし、商売的に考えると一般的にKidsBikeって大人用に比べて安価だし正直なところ利幅少ないクセに、組み付けが甘くて調整も大変。 その上、体力の無い子供用なんで何気に要求性能は高い目という三重苦。 ビジネスとしては決して美味しい商材では無いんですが、それでも自転車を好きになってくれる子供が増えてくれるならOK牧場! そして、その中からトップアスリートが生まれればさらにOK!! 「アイツはオレが育ててやったんよ。」と言いたいわけです。 まあ、小さい頃にMTBが好きになった、その一人が飛丸選手なんですけどね。

「ゆぶね」エエとこ一度はおいで

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去る6.11は「ゆぶねMTBランド」の当番の日ということで一日中「ゆぶね」でイロイロな業務をこなしてたワケです。 受付からコース管理&作製、レンタルバイクのメンテ&貸出しとそのお仕事は多岐に渡るわけです。  特にBlankyDog的にはコース作製に力を注いでいて、「ゆぶね」の最深部にありKBS和束の舞台でもある「ブランキーパーク」はもちろんのこと、ダートジャンプ&パンプトラックがあるエリア「サクラトラック」の開発に注力しております。 左がチェリーボーイ、右のゴツいのがプラム&ピーチ そしてこの度ダートジャンプのファーストステップとなるチェリーボーイなレーンがほぼ完成。 中上級レーンのプラム&ピーチレーンの3つ目のバックサイドも何となくカタチが見えてきました。   この日、嬉しいことにサクラトラックが大盛況!! って写真からは大盛況感の1/500も伝わりませんが、とにかく、MTBそのものが初めての人から前世紀から乗っていたベテランさんまで列をなして遊んでた風景を見て感無量。 思い思いのセクションで老若男女が楽しんでたサクラトラック、みんなで頑張って作った甲斐がありました。 サクラトラックに限らず、コース全体も有志の手により補修&改修がなされてます。 久しぶりに来たって人からも「前回とは見違えるようによくなった」という声もチラホラ聞くので嬉しい限りです。 あと、最近は「MTBに乗ってみたい」という人が増えてきてレンタルバイクの稼働率がUPしてます。 ハジメテのMTBに悪戦苦闘しながらもその楽しさに目覚めた人が増えてきてます。 これは素晴しい傾向で、MTB人口がこのように増えていき地元である和束町の町おこしのモデルとなれば幸いだし、人が集まればコース環境もさらに良くなります。 誰も来なければトイレ一つ維持することができないですから。 考えてみれば、かなり恵まれた環境の「ゆぶねMTBランド」 前述の通りトイレはあるし、多様なスタイルに合わせたエリアがあり、なにより、京都から小一時間のトコロにリーガルなMTBコースがあること自体が貴重。 この環境を維持発展させていく為にも多くの皆様のご来場宜しくお願い致します。 ついでに、そんな「ゆぶねMTBランド」の向上のため、コース作りやらナンやらに励んでいるBlankyDogを維持...

機材のマネージメント

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ウチでは良くある汚れたフォークオイル(潤滑系)の写真。 どれだけ替えて無いんだって話ですが、実は延べで小一時間の全力DH走行の結果なんです。 具体的にはダスティーな箱館山で10本少々ってところでしょうか。 乗手はご存知!飛丸選手。  インナーチューブに付くオイルの滲みもタップリだし、フツーに考えればシール類は要交換な状況なんですが、だが交換しない!! というのも、交換すれば防塵性は上がるんですが、同時に褶動抵抗も高くなってしまい、フィーリングが変化してしまうわけです。 もちろん、このまま使い続けても動きが悪くなるし、機材の寿命も縮めちゃいます。  そこで選んだ作戦が「二日に一度はオーバーホール」というある意味での物量作戦。 といってもむやみやたらに作業するのでなく、最後の決勝ランまでイイ動きがキープできる賞味期限を見極め、ソコから逆算してオーバーホールのタイミングを決める頭脳戦。 その賞味期限が二日であり、オーバーホール作業は特別なことをせず、いつも通りをひたすらルーティーンで進めるのみ。   そらもう、メカニックとしては状態の悪い部品を意図的であっても着けて走らせるのはタイムボムを抱えている様なもの。 レッドブルもなかなかのどを通らないわけです。 その上、タイムドセッション、予選となかなかのポジションをGet!したわけだから、ハードル上がりまくりの心臓のbpmは上がりっ放し。  そうして迎えた決勝は7位。 しかも実力を出し切れたというライダーのコメントに感無量。 持論ですが、メカニックの本懐はライダーの実力を遺憾無く発揮させること。 基本的にライダーもレースだからと言って実力以上の事は出来ないし、私も界王拳の様なチートな何かを用意できるわけではないんです。  その上でメカニックが出来ることは、最善の機材を用意することと祈ることの二つぐらい。 そんな時にライダーが無事にゴールラインをきれば胸を撫で下ろし、リザルトがよければ狂喜乱舞する。 私の夢は表彰台の前に自分のメンテしたMTBを置きに行くことですw ちなみにこのフロントフォークのオイルシールは箱館山が終わった瞬間、交換してやりましたとさ

2018 展示会ハシメ

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毎年どんどんと前倒しになってきている新製品の発表展示会。 早過ぎて心の準備がまだなんですが、ヤルって言われたら仕方ない。 見に行ってきたわけですよ。 というワケで、写真を見ながらご報告です。 ずらりと並んだRockShoxの製品群。 どれも真っ黒で見た目同じ。 ブランドテーマを守り過ぎてて見分け付かないんですが、何気にしっかりと役割分担できてる様です。 プラットフォームも何気に細分化されてて「軽いもの」「強度の高いもの」「コスパ重視」などなど、同じ様にみえてもキャラクターはハッキリと違います。  あと、新しいダンパーシステム「チャージャー2」のカットモデルが置いてありました。 そらもう男子の心くすぐりまくりで、期待に胸躍りまくりでしたが、評価はやはり実際に使ってみないとね。 エア抜きし易くなっているもの良でした。  そしてこれ! トルクキャップっていう規格で、基本的にはBoost規格の亜種で、ご覧のようにハブとフォークの座面を広くとって、フォークのネジレを少なくしようと言う魂胆。 何気にココがねじれ剛性を上げる上でのボトルネックと思うていたので我が意を得たりと言う感じ。 Boost規格になってハブへのストレスが増したので尚のことかと。 もちろん、同規格の一般的ハブは装着可能なんですが、折角なら対応ハブで行っときたいところですよね。 こんな飛び道具もありました。 サスペンションに装着するテレメトリーシステム。 どうやら空気圧と加速度を見ているらしく、ソフトウェアによって、感覚だけに頼らない客観的なサスペンションセッティングが出来るとのこと。 かなりお高いですが、面白そう。 同様にペダリングモニターも置いてありました。 ロードでは一般的(!?)ですが、MTBではマイノリティー。 もちろん防塵性を高めた仕様でクランクとチェーンリングをつなげるスパイダーアームとして装着。 左右の足の出力の違いなんかもわかるようなので、トレーニングに重宝しそうです。 こちらも、お高いんですよねw 最後に新しいモデルチェンジしたブレーキ「Code」のキャリパーのカットモデル。 何気に「ヒートシールド」という、パッドの前方に配された有能な板も確認できます。 はい、カットモデルにスグに反応してしまいました。  商品やサンプルを手に取り...